お兄ちゃんが好き
「何?」
「俺と付き合ってよ。」

『えっ?』

「俺、本気だから。
 俺のこと嫌いじゃないだろ?」
「うん。・・・」
「じゃあ、決まり。」

花火が上がった。
『あー、私、亮と付き合うのか。
好きだから、断る理由はない。
付き合ってみよう。何かかわるかも。』

「咲良」
「えっ?何?」
キスされた。
胸が高鳴った。ドキドキを感じた。
照れた。
亮も照れた様子だった。

花火が終わり、家まで送ってくれた。
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