お兄ちゃんが好き
文化祭が終わり、片付けた。

「咲良、帰ろう?」
「うん。」

「今日、翔くん呼んでたんだね。」
亮は少し不機嫌そうな顔をした。
「うん?たまにはいいかなぁって。」
「そうだね。」

「今日、うちに寄っていきなよ。」
「うん。」

亮の家に行った。
玄関入り、
「ただいまー。」
「おじゃまします。」
お母さんが出てきた。
「咲良ちゃん、久しぶり。」
「久しぶりです。」
「今日、ご両親いるの?」
「仕事でおそくなるみたい。」
「うちでご飯食べて行きなよ。
 久しぶりだし。」
「いいんですか?
 じゃあ、お言葉に甘えて。」
「OK。すぐできるから、ゆっくりしててね。」
「ありがとうございます。」
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