お兄ちゃんが好き
ベッドに2人で入る。
「ほら、温かい。」
「そうだな。」
少し寝かかったところで、
唇に何かが触れた感触がして、目を開けた。
兄だった。
『何?何?』
すぐに目を閉じ、寝たふりをした。
「咲良、好きだよ。ずっと一緒にいたいよ。でも、咲良にとっては、ただのお兄ちゃんだもんな。苦しいよ。」
そう言って、ソファーのほうで横になった。
『え!お兄ちゃんが私を好き?
お兄ちゃんは私を好きだったんだ。全然、気づかなかった。でも、嬉しい。なんだか嬉しい。』
自然と嬉しかった。胸がギューっとなった。
いつの間にか寝ていた。
「おはよう。」
「おはよう。」
お兄ちゃんは、いつも通りだった。
「俺、今日、バイトだから、もうすぐ行くけど、ゆっくりしていって。
鍵渡しておくから。持ってて。」
「はーい。」
兄が作ってくれたご飯を食べた。
兄を見送り、1人になり考えていた。
『私もお兄ちゃんのこと好きなのかもしれない。亮には感じない。なんとも言えない感じがする。昔からそうだった。
それが恋愛としての好きなのかもしれない。でも、家族だから。家族でいなきゃ。私は、亮の彼女。それでいい。』
自分の気持ちに気づき始めた。しかし、家族というものに縛られてしまっていた。
「ほら、温かい。」
「そうだな。」
少し寝かかったところで、
唇に何かが触れた感触がして、目を開けた。
兄だった。
『何?何?』
すぐに目を閉じ、寝たふりをした。
「咲良、好きだよ。ずっと一緒にいたいよ。でも、咲良にとっては、ただのお兄ちゃんだもんな。苦しいよ。」
そう言って、ソファーのほうで横になった。
『え!お兄ちゃんが私を好き?
お兄ちゃんは私を好きだったんだ。全然、気づかなかった。でも、嬉しい。なんだか嬉しい。』
自然と嬉しかった。胸がギューっとなった。
いつの間にか寝ていた。
「おはよう。」
「おはよう。」
お兄ちゃんは、いつも通りだった。
「俺、今日、バイトだから、もうすぐ行くけど、ゆっくりしていって。
鍵渡しておくから。持ってて。」
「はーい。」
兄が作ってくれたご飯を食べた。
兄を見送り、1人になり考えていた。
『私もお兄ちゃんのこと好きなのかもしれない。亮には感じない。なんとも言えない感じがする。昔からそうだった。
それが恋愛としての好きなのかもしれない。でも、家族だから。家族でいなきゃ。私は、亮の彼女。それでいい。』
自分の気持ちに気づき始めた。しかし、家族というものに縛られてしまっていた。