お兄ちゃんが好き
 初詣も亮と一緒に行った。

0時を回り、年が明けた。
「あけましておめでとうございます」
「あけましておめでとうございます」
2人で抱き合って、キスをした。

その夜、兄が、帰ってきてた。
「おめでとう」
「おめでとう」
家族で、お鍋を囲み、前のような仲良し家族だった。

部屋に戻り、思った。
『お兄ちゃんに会ったら、やっぱりドキドキする。お兄ちゃんへの感情は家族じゃない。』
はっきり確信へ変わった。
ずっと、お兄ちゃんにドキドキしてた感情こそが、恋愛だ。
この気持ちのまま、亮と付き合い続けられない。別れよう。
お兄ちゃんとは、どうもならないと思うけど、こんな気持ちでは、付き合えない。』

私は、亮との別れを決意した。
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