夜が明けぬなら、いっそ。
あとがき
『夜が明けぬなら、いっそ。』
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
改めてまして作者の理人です!
歴史ものは長らくご無沙汰しておりましたが、とうとう書きました!
今作は変わった視点のお話を執筆してみようかなぁと。
新撰組はもう前作で命を吹き込んでいるので、あれ以上は絶対に書けない&書きたくないところもあり…←
なので彼等にはちょっとだけ登場してもらうつもりが、わりと楽しくて後半も出てくるという欲張りさんで()
そんな今回は理人にしては初めてとなる、序盤で悲しい結末が分かっているところからのスタートでした。
すごく切ない純愛ストーリーが書きたくて、また前作とは違った理人らしさが伝わっていましたら嬉しいです。
きっと読者様は水仙の花言葉が気になったんじゃないでしょうか。
小雪が好きになった水仙は、「ラッパスイセン」という種類の花がイメージです。
水仙はたくさんの種類があるので花言葉もそれぞれ違うのですが、ラッパスイセンは「報われない恋」と意味もあるらしいです。
最後までその意味を知らずに消えていった小雪、逆に知らない方がいいと教えなかった景秀の優しさ。
けれど小雪も最後まで「出雲 小雪」として一生を終えていったあたり、小雪らしい無償の愛情をその名前だけで表したくて。
そんな不器用ながらにもお互いを想い合う、悲しくて切ないお話となりました。
来世は確実に全力で幸せになって欲しいですね…!!
いや、あの黒縁メガネの兄ちゃんが必ず幸せにしてくれることです!!
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
◇理人◆