オトメは温和に愛されたい
下着を身につけていないから、胸のあたりで先端に布地がこすれて切なく疼き始めてしまうし、下肢が熱に反応して少し潤んだのも分かって――。
めちゃくちゃ恥ずかしいんですけどっ!
真っ赤な顔をして温和を睨んだら、「お前、マジで可愛すぎんだよ……っ」って不機嫌に吐き捨てられた。
え!?
何でそんな嬉しいセリフを怒ったみたいに言われなきゃいけないの?
温和、バカなの?
理不尽すぎる彼の態度に、ぷぅっとほっぺを膨らませたら、まるでそれを遮るみたいに
「付き合ってんだし、これからはずっと一緒に出勤するだろ? 支度できたら壁ノックな」
ふいっとそっぽを向かれて、一気にまくし立てられた。
「温和、でも……」
まだ逢地先生問題、私の中では解決してないんだよ?
なのに一緒に出勤は……って思うのに、温和は聞く耳なんて持つ気はないみたい。
サッサと扉を開けると、一度も振り返らずに出て行ってしまった。
もう、優しかったの、束の間の幻?
ふとそんな風に思ったけれど、でも、と思う。
確かに温和は“付き合ってる”って言ってくれたし、キスだって。
それに、私のこと“可愛すぎる”って。
そこまで考えてキャーッと顔を覆ってジタバタしたら、足元に落としたままだった下着を踏んづけてしまった。
「あ……」
慌てて足を退けてそれらを拾い上げてから、改めてノーパン・ノーブラで何悶えてるの!って思い至って恥ずかしくなる。
早く着替えないと。
ねぇ温和。私、かっこいいアナタに相応しい彼女になれる……かな?
みんなが認めてくれるような彼女に――。
めちゃくちゃ恥ずかしいんですけどっ!
真っ赤な顔をして温和を睨んだら、「お前、マジで可愛すぎんだよ……っ」って不機嫌に吐き捨てられた。
え!?
何でそんな嬉しいセリフを怒ったみたいに言われなきゃいけないの?
温和、バカなの?
理不尽すぎる彼の態度に、ぷぅっとほっぺを膨らませたら、まるでそれを遮るみたいに
「付き合ってんだし、これからはずっと一緒に出勤するだろ? 支度できたら壁ノックな」
ふいっとそっぽを向かれて、一気にまくし立てられた。
「温和、でも……」
まだ逢地先生問題、私の中では解決してないんだよ?
なのに一緒に出勤は……って思うのに、温和は聞く耳なんて持つ気はないみたい。
サッサと扉を開けると、一度も振り返らずに出て行ってしまった。
もう、優しかったの、束の間の幻?
ふとそんな風に思ったけれど、でも、と思う。
確かに温和は“付き合ってる”って言ってくれたし、キスだって。
それに、私のこと“可愛すぎる”って。
そこまで考えてキャーッと顔を覆ってジタバタしたら、足元に落としたままだった下着を踏んづけてしまった。
「あ……」
慌てて足を退けてそれらを拾い上げてから、改めてノーパン・ノーブラで何悶えてるの!って思い至って恥ずかしくなる。
早く着替えないと。
ねぇ温和。私、かっこいいアナタに相応しい彼女になれる……かな?
みんなが認めてくれるような彼女に――。