オトメは温和に愛されたい
「だ、だって! 私、カナ兄とだって小学中学年ぐらいから一緒にお風呂とか入ってないし! ましてや今一緒に入るかって聞かれたら断固拒否だよ!? 兄妹だからって裸見せ合っても平気とか……ないからっ!」
うん、思いっきり正論だ。
どうだ参ったか、ドS温和っ。
得意げに一気にまくしたてたら、温和に「本当に奏芽にも見せてないんだな?」って念押しされた。
え? 確認するの、そこ?
私はきょとんとしながらも、一生懸命コクコクとうなずいた。
そういえば、カナ兄の裸も、長いこと見てないよ?
な、なので……。
「あのぉ〜、そろそろハル兄も服、着てもらっていいですか……? その、目のやり場に困る……ので」
そもそも温和は着替え、あるんだから乾いたの着ておいでよ、と付け加えたら、スッと身を引いてくれた。
ので安心したんだけど――。
うん、思いっきり正論だ。
どうだ参ったか、ドS温和っ。
得意げに一気にまくしたてたら、温和に「本当に奏芽にも見せてないんだな?」って念押しされた。
え? 確認するの、そこ?
私はきょとんとしながらも、一生懸命コクコクとうなずいた。
そういえば、カナ兄の裸も、長いこと見てないよ?
な、なので……。
「あのぉ〜、そろそろハル兄も服、着てもらっていいですか……? その、目のやり場に困る……ので」
そもそも温和は着替え、あるんだから乾いたの着ておいでよ、と付け加えたら、スッと身を引いてくれた。
ので安心したんだけど――。