オトメは温和に愛されたい
それから真剣な眼差しで私を射抜いて、「まぁ今はともかく、結婚後は嫌とは言わせねぇから」って……嘘ぉ……。
「そ、そんなにしたら……私、死んじゃうよ?」
恐る恐る言ったら「気持ち良すぎて?」って笑われた。
そういう意味ではないのに……。
温和のバカ。
両想いになるまでの温和って、もっと違う意味で意地悪で、こんな風にストレートに気持ちを伝えてこない人だった。
もちろん、大好きな人に求められるのは堪らなく嬉しいけれど、それにしても限度というものが……。
実家のマンションの来客用駐車スペース。
一応立体駐車場内の一画にあるから薄暗いし、そんなに目立ちはしないけれど、それにしたって車内だもの
どこに誰の目があるとも限らない。
このままここにいて温和に変なスイッチが入ったら大変なので、「早く帰ろう?」って言ってみた。
「だな」
温和もアパートの方が落ち着くと判断してくれたのかな。
案外すんなり話に乗ってくれてホッとする。
でも、
「そんな早くしたいなんて、音芽さんのエッチ」
って、盛大な勘違いです、温和さんっ!!
「そ、そんなにしたら……私、死んじゃうよ?」
恐る恐る言ったら「気持ち良すぎて?」って笑われた。
そういう意味ではないのに……。
温和のバカ。
両想いになるまでの温和って、もっと違う意味で意地悪で、こんな風にストレートに気持ちを伝えてこない人だった。
もちろん、大好きな人に求められるのは堪らなく嬉しいけれど、それにしても限度というものが……。
実家のマンションの来客用駐車スペース。
一応立体駐車場内の一画にあるから薄暗いし、そんなに目立ちはしないけれど、それにしたって車内だもの
どこに誰の目があるとも限らない。
このままここにいて温和に変なスイッチが入ったら大変なので、「早く帰ろう?」って言ってみた。
「だな」
温和もアパートの方が落ち着くと判断してくれたのかな。
案外すんなり話に乗ってくれてホッとする。
でも、
「そんな早くしたいなんて、音芽さんのエッチ」
って、盛大な勘違いです、温和さんっ!!