オトメは温和に愛されたい
 市場から戻るとすぐにホテルをチェックアウト。レンタカーに荷物を積んでおいて、昨日の続きの町散策を楽しんでから、正午には空港へ。


***


 温和(はるまさ)には余り詰め込みすぎると疲れるぞ、って言われたスケジュール。
 後で思い返したら、結局詰め込みすぎてしまったよね、と反省しきり。
 だってね、旅行の最中はアドレナリン全開で感じなかったけれど、飛行機に乗ったと同時にすっごく疲れたのを感じたから。

 温和(はるまさ)はそれに加えてレンタカー(くるま)の運転もしてくれたわけで。


 帰路の飛行機の中で、私の手をギュッと握ってくれたまま、スヤスヤと眠ってしまった温和(はるまさ)の横顔を見ながら、私もいつの間にか眠ってしまっていて。

 新幹線とかだったら乗り越していたかも知れないね、ってふたりで話しながらアパートに戻ったら、16時前でした。

 明日からお仕事。
 今夜は早めに寝て英気を養わないと、と思いつつ、夕飯はファミレスに行って手抜きをしてしまいました。

 新婚早々ダメな奥さんでごめんなさい。
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