オトメは温和に愛されたい
「音芽、そのまま俺の指に舌、絡めて?」
クチュクチュと音を立てるように口中を擦り上げながら、温和が情欲を含んだ色っぽい声でそう指示をしてきて。
「ぁ、んんっ」
私は言われた通りに温和の指に舌を絡める。
時折喉の奥をグッと突かれて、目端に涙がじんわりにじんだけれど、それさえも温和が与えてくれる苦痛だと思うと、快感に置き換わる。
「――上手」
温和が瞳を細めて私を見下ろすように見つめてくるその眼差しが、ゾクゾクしちゃうくらい心地いい。
「じゃあ、今度はそのまま俺の手に両手を添えて? 出来るよな? 音芽」
乞われるままに小さく首肯すると、私は温和の男らしい大きな手を、両手で包み込むように持った。
――これで、いい?
そう問いかけるように涙に潤んだ目で見上げたら、温和に「いい子」って褒められた。
その瞬間、下腹部のあたりがキュンと疼いて、触れられていないのに下着にしっとりとしたシミが出来てしまったのを感じた。
クチュクチュと音を立てるように口中を擦り上げながら、温和が情欲を含んだ色っぽい声でそう指示をしてきて。
「ぁ、んんっ」
私は言われた通りに温和の指に舌を絡める。
時折喉の奥をグッと突かれて、目端に涙がじんわりにじんだけれど、それさえも温和が与えてくれる苦痛だと思うと、快感に置き換わる。
「――上手」
温和が瞳を細めて私を見下ろすように見つめてくるその眼差しが、ゾクゾクしちゃうくらい心地いい。
「じゃあ、今度はそのまま俺の手に両手を添えて? 出来るよな? 音芽」
乞われるままに小さく首肯すると、私は温和の男らしい大きな手を、両手で包み込むように持った。
――これで、いい?
そう問いかけるように涙に潤んだ目で見上げたら、温和に「いい子」って褒められた。
その瞬間、下腹部のあたりがキュンと疼いて、触れられていないのに下着にしっとりとしたシミが出来てしまったのを感じた。