オトメは温和に愛されたい
「音芽の口ん中、すごく熱くてヌルヌルしてる」
その感触を確認するみたいにもう1本指が増やされて、飲み込みきれない唾液があごを伝う。
ただ、温和の手を舐めているだけなのに、何でこんなにぼんやりとしてしまうくらい身体が熱を帯びてきてしまうんだろう。
ちゅぷ、っと透明な糸を引きながら温和の指が口から抜き取られるのを茫然と見つめていたら、胸をもてあそんでいたほうの手で、先端の敏感なところをほんの一瞬、掠めるように撫であげられた。
「やあぁ……、んっ」
思わず甘ったるく喘いでしまってから、恥ずかしさに口を押さえる。
「可愛い声……」
ニヤリと笑われて、今のは口を解放した温和の、確信犯的行動なのだと実感する。
「……温和の、意地悪……」
拗ねたように小さくつぶやいたら、「俺にいじめられるの、嫌いじゃないだろ?」って耳朶に吐息を吹き込まれた。
「んっ……」
堪えるように眉根を寄せたら「返事は?」って畳み掛けられて。
私は小声で「嫌いじゃ……ない、です」と応える。
「俺もね……素直な音芽が大好きだよ」
言うと同時に胸の先端を、今度こそしっかりキュッとこねられて、私は身体を跳ねさせてしまった。
「ひゃ、……あっ」
痛いっ。けど気持ち、いい。
瞬間、下肢の方でトロリと熱い体液が溢れ出て、下着をさらに一層濡らしてしまったのが分かって。
後できっと、それさえも温和にあばかれて冷やかし混じりに指摘されちゃうんだと思ったら、恥ずかしさと一緒にそれを期待してしまう気持ちも湧いてきて。
私、いつの間にこんなにエッチな女の子になってしまったんだろう。
その感触を確認するみたいにもう1本指が増やされて、飲み込みきれない唾液があごを伝う。
ただ、温和の手を舐めているだけなのに、何でこんなにぼんやりとしてしまうくらい身体が熱を帯びてきてしまうんだろう。
ちゅぷ、っと透明な糸を引きながら温和の指が口から抜き取られるのを茫然と見つめていたら、胸をもてあそんでいたほうの手で、先端の敏感なところをほんの一瞬、掠めるように撫であげられた。
「やあぁ……、んっ」
思わず甘ったるく喘いでしまってから、恥ずかしさに口を押さえる。
「可愛い声……」
ニヤリと笑われて、今のは口を解放した温和の、確信犯的行動なのだと実感する。
「……温和の、意地悪……」
拗ねたように小さくつぶやいたら、「俺にいじめられるの、嫌いじゃないだろ?」って耳朶に吐息を吹き込まれた。
「んっ……」
堪えるように眉根を寄せたら「返事は?」って畳み掛けられて。
私は小声で「嫌いじゃ……ない、です」と応える。
「俺もね……素直な音芽が大好きだよ」
言うと同時に胸の先端を、今度こそしっかりキュッとこねられて、私は身体を跳ねさせてしまった。
「ひゃ、……あっ」
痛いっ。けど気持ち、いい。
瞬間、下肢の方でトロリと熱い体液が溢れ出て、下着をさらに一層濡らしてしまったのが分かって。
後できっと、それさえも温和にあばかれて冷やかし混じりに指摘されちゃうんだと思ったら、恥ずかしさと一緒にそれを期待してしまう気持ちも湧いてきて。
私、いつの間にこんなにエッチな女の子になってしまったんだろう。