オトメは温和に愛されたい
パンケーキデート
あれから数日経ったけれど、結局温和が、自分と誰を指して俺たちと称したのか、私には分からないままで。
借りた服を洗濯して返しに行った時にそれとなく探りを入れてみたけれど、はぐらかされてしまった。
「お前は気にしなくていい」
そう言っておきながら、待ち合わせの日時などは知らせろと言う。
どれだけ横暴なの。
「なんでそんなに気にするの?」
もしかして嫉妬してくれてたり……?って聞いても答えてくれない温和が憎らしくて、私はどうしてもどういうつもりなのか言わせたくて堪らない。
なのに――。温和はそこに関しては徹底してダンマリを決め込むのだ。
「答えてくれなきゃ、教えないんだから」
服を手渡しながら、ベーッと舌を出して見せたら、腕をグイッと引かれて温和の部屋に引き摺り込まれてしまった。
せっかく洗ったスウェットが足元に落ちて、私はそれを踏んでしまわないかと気になってしまう。
「そういうことをしたら苛められるだけだって、いつになったら覚えるんだよ?」
そうだな、この前は上だったから、次は下を見せてもらおうか?
意地悪く微笑まれて、太腿をスカート越しに撫でられた。
「やっ……!」
慌てて身体をひねって逃げようとしたら、ギュッと強く抱きしめられて、「――で、待ち合わせは?」と耳元でささやかれて。
借りた服を洗濯して返しに行った時にそれとなく探りを入れてみたけれど、はぐらかされてしまった。
「お前は気にしなくていい」
そう言っておきながら、待ち合わせの日時などは知らせろと言う。
どれだけ横暴なの。
「なんでそんなに気にするの?」
もしかして嫉妬してくれてたり……?って聞いても答えてくれない温和が憎らしくて、私はどうしてもどういうつもりなのか言わせたくて堪らない。
なのに――。温和はそこに関しては徹底してダンマリを決め込むのだ。
「答えてくれなきゃ、教えないんだから」
服を手渡しながら、ベーッと舌を出して見せたら、腕をグイッと引かれて温和の部屋に引き摺り込まれてしまった。
せっかく洗ったスウェットが足元に落ちて、私はそれを踏んでしまわないかと気になってしまう。
「そういうことをしたら苛められるだけだって、いつになったら覚えるんだよ?」
そうだな、この前は上だったから、次は下を見せてもらおうか?
意地悪く微笑まれて、太腿をスカート越しに撫でられた。
「やっ……!」
慌てて身体をひねって逃げようとしたら、ギュッと強く抱きしめられて、「――で、待ち合わせは?」と耳元でささやかれて。