小春日和
春休み
合格して春休みになった。そんなある日圭兄が「明日部活ないからデートにいこっか」って誘ってくれた。「どこに行くの?」と聞いたら「内緒」とニコニコした。
次の日になって、私たちは叔父さん達にばれないように、時間をずらして家を出た。
待ち合わせ場所ははじめて圭兄が私を抱きしめてくれた公園。
公園で圭兄と合流して住宅地の坂を自転車で下った。街に行くのかと思ったら、西高下の交差点で信号待ちしてると圭兄が「そこの眼科に寄るよ。」と言った。圭兄の用事かと思ったら、なんと圭兄が受付で「この子のコンタクトを作りたいんです」と言った。私の頭の中は「?!」でいっぱいだった。待合いの時間に「圭兄どういうこと?」と聞くと、「せっかく高校生になるんだからイメチェンしようや。小春はかわいいんだからさ。」って答えてくれた。
はじめてつけるコンタクトの世界はいろんなものがキラキラ輝いて見えた。メガネとは違う世界にいるみたいだった。
次に圭兄は美容室に私を連れていった。私は両親を亡くしてから髪を切ってなかったし、人の視線を拒むために前髪も長かった。圭兄と相談して髪型を決めた。髪を切ってるとき美容師さんが「あの人あなたの彼氏さん?」って聞かれて「はい」と照れて小さい声で返事をした。人に話すのは初めてだった。でもそのやりとりを見ていた圭兄はすごく満足そうにニコって笑いかけてきた。
切り終わるとそこには今までの自分と全然違う私がいた。メガネに、三つ編みのガリ勉じゃない。今時の女の子になっていた。「彼女さん雰囲気かわったでしょ?彼氏さんどうですか?」と美容師さんが圭兄に聞いた。「他の男に取られないか心配なくらいかわいいです」とニコニコ答えた。
「高校は髪を結ばなくていいんだ。だからその髪型のままおろしていけばいいよ。すごく似合ってるよ。」と圭兄が言ってくれた。
次の日になって、私たちは叔父さん達にばれないように、時間をずらして家を出た。
待ち合わせ場所ははじめて圭兄が私を抱きしめてくれた公園。
公園で圭兄と合流して住宅地の坂を自転車で下った。街に行くのかと思ったら、西高下の交差点で信号待ちしてると圭兄が「そこの眼科に寄るよ。」と言った。圭兄の用事かと思ったら、なんと圭兄が受付で「この子のコンタクトを作りたいんです」と言った。私の頭の中は「?!」でいっぱいだった。待合いの時間に「圭兄どういうこと?」と聞くと、「せっかく高校生になるんだからイメチェンしようや。小春はかわいいんだからさ。」って答えてくれた。
はじめてつけるコンタクトの世界はいろんなものがキラキラ輝いて見えた。メガネとは違う世界にいるみたいだった。
次に圭兄は美容室に私を連れていった。私は両親を亡くしてから髪を切ってなかったし、人の視線を拒むために前髪も長かった。圭兄と相談して髪型を決めた。髪を切ってるとき美容師さんが「あの人あなたの彼氏さん?」って聞かれて「はい」と照れて小さい声で返事をした。人に話すのは初めてだった。でもそのやりとりを見ていた圭兄はすごく満足そうにニコって笑いかけてきた。
切り終わるとそこには今までの自分と全然違う私がいた。メガネに、三つ編みのガリ勉じゃない。今時の女の子になっていた。「彼女さん雰囲気かわったでしょ?彼氏さんどうですか?」と美容師さんが圭兄に聞いた。「他の男に取られないか心配なくらいかわいいです」とニコニコ答えた。
「高校は髪を結ばなくていいんだ。だからその髪型のままおろしていけばいいよ。すごく似合ってるよ。」と圭兄が言ってくれた。