リナリアの咲く季節には、キミが隣に。
「晴人なら、さっき外の花壇にいたよ」
「えっ?」
「あとの仕事は俺がやっておくから、行っておいで」
「えっでも……」
「大切な想いなら、今すぐ伝えに行かないと」
「……でも、私緊張しいで、ちゃんと言えるかな不安で……」
「そんなこと言ってないで、ほら、早く」
大友先輩は私の肩をくるりと回転させ、優しく、でも力強く背中を押してくれた。
「言葉なんて、何だっていいんだよ。たった二文字でも伝わるし。その想いが伝われば、それでいいでしょ」
「……大友先輩。ありがとう」
それだけ言って二階の図書室を飛び出し、階段を駆け下りた。
上履きをローファーに履き替え、校庭へ駆け出した。
走って息が切れるけれど、それでもあの花壇へ急いだ。
「えっ?」
「あとの仕事は俺がやっておくから、行っておいで」
「えっでも……」
「大切な想いなら、今すぐ伝えに行かないと」
「……でも、私緊張しいで、ちゃんと言えるかな不安で……」
「そんなこと言ってないで、ほら、早く」
大友先輩は私の肩をくるりと回転させ、優しく、でも力強く背中を押してくれた。
「言葉なんて、何だっていいんだよ。たった二文字でも伝わるし。その想いが伝われば、それでいいでしょ」
「……大友先輩。ありがとう」
それだけ言って二階の図書室を飛び出し、階段を駆け下りた。
上履きをローファーに履き替え、校庭へ駆け出した。
走って息が切れるけれど、それでもあの花壇へ急いだ。