リナリアの咲く季節には、キミが隣に。
……私、ちゃんと言わないと。
「南先輩、私…『菫ちゃん、俺の話、先に聞いてくれる?』」
先輩がそう言ったのは予想外だったけれど、聞かない理由がない。
小さく頷いた。
先輩はいつもと変わらない口調で話し始めた。
「俺はね、花や植物の世話をしてるのが好きなんだ。それは、隣に誰がいようと関係なくて、それだけが俺の楽しみだと思ってた」
「……はい」
南先輩の話の論点がいまいち掴めず、正直少し戸惑っていた。
「南先輩、私…『菫ちゃん、俺の話、先に聞いてくれる?』」
先輩がそう言ったのは予想外だったけれど、聞かない理由がない。
小さく頷いた。
先輩はいつもと変わらない口調で話し始めた。
「俺はね、花や植物の世話をしてるのが好きなんだ。それは、隣に誰がいようと関係なくて、それだけが俺の楽しみだと思ってた」
「……はい」
南先輩の話の論点がいまいち掴めず、正直少し戸惑っていた。