リナリアの咲く季節には、キミが隣に。
しばらくすると私の期待を裏切らず、南先輩は早めに来た。

「菫ちゃんおはよう」

「おはようございます!南先輩」

「なんか、気合十分みたいだね。まだ十分前だしジャージ着てきてるし」

南先輩が苦笑いをして、流石に私も恥ずかしくなった。

「はははっ……先輩のお荷物になっちゃいけないと思って、気合いを入れてきました」

「そんなに難しいことはしないから、大丈夫だよ」

でも、先輩の笑顔はやっぱり癒されるなぁ。朝早いのに、全然眠そうじゃない。

思わず頬が緩む。

単純な私は、これだけで一週間頑張れそうだ。
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