リナリアの咲く季節には、キミが隣に。
でも、途端に切なくもなる。

それは、先輩のことが好きで好きでたまらないのに、これ以上の関係を望めないからだと最近気がついた。

……ああ、一度でいいから、南先輩に抱きしめてもらえたいなぁ。そうしたら、涙が出ちゃうほど幸せだなぁ。

時々、そんなことを考えてしまうまでに、私の想いは大きくなっていた。


『次から次へと想いが溢れて、止まらなくなる』前に大友先輩が言ってた。

大友先輩の言う通りだった。
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