短編☆あいつ
いつも通り
チャリで登校した
ある日の朝。
駐輪場に停めて、
玄関に向かう途中
やたらエンジン蒸した
やたらうるせぇ車が来た。
もちろん
若さ故の
野次馬根性で
その車から
下りて来るだろう生徒を
わざわざ立ち止まって
見届けることにした。
うん。
かなりビビった。
なんかのテレビで
目玉を飛び出させる外国人が
いたような気がするけど、
そいつら並に
俺の目玉は
飛び出ていたに
違いない。