「LOST LOVE 小さくても良いから明かりを見つけたい」金沢OLのピュアな恋。
「ごめんなさい、心配かけて。最初から、そう、するつもりだった」
「いいの、兄ちゃんが悪いんだから。良いお灸や」
彼女と手を叩き、笑ってしまう。
「さっきねぇ。また、口説かれちゃった」
「兄、何と言って詫びたの?」
「それが……」
紬さん、顔を真っ赤にしている。
「教えてよ。お姉さん、恥ずかしがらずに。いいじゃない」