「LOST LOVE 小さくても良いから明かりを見つけたい」金沢OLのピュアな恋。

第四章 わたし…もうすぐ25歳


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もうすぐ、25歳となる。
まだ、若いけど、女の人生は25と24歳は大きく変わる。
男を選んでいられるのも今だけ。
母親からそう言われていた。

「女の華やかな年頃、終わっちゃうよ。いつまで、青春ごっこしているの」
「ごっこなんかしていないけど、そんなこと、言っても……」
「だって、おまえ、あの男は、もう日本にいないんだろう」

「一雄さんのこと?まだ、アメリカにいる」
母さんは優しいけど、最近、少しだけ、口うるさい。
時々、小言が耳元で蝉の声のようにざわついている。

一雄よ、よお~く聞けよ。
こんな可愛い女を置いてけぼりにして何しているんや。
どうせ、今頃、金髪娘とイチャイチャしているんでしょう。
もう、知らないから。そう、言いたいよ。貴方の胸の中で……
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