愛さえ無い、この世界は。
ジリリリリリリッッジリリガチャン
ゆっくりと布団の中から頭を出す。大きく伸びをし、時計を見た。
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ヤバっ!!!遅刻する!!
大急ぎで準備をすること3分。僕は大慌てで家を飛び出しいつもの交差点に走った。
「海月!ごめん、寝坊した!!」
「よかった。朝陽に何かあったんじゃないかって心配したのよ」
「ほんとにごめんな」
「もういいよ!早く行かないと学校遅れちゃうよ」
「そうだった!急ご!!」
いつも通りの朝
いつも通りの街
いつも通りの海月