君のこと、釣ってもいいですか?
「だったらどうして離れるのよ。」

かおりさんは少し泣きそう。

そんなに悲しくなるくらい

詩くんの事が大好きなんだ。

「大切だからこそ、

離れていったんです。

私がもし詩くんの立場だったら

自分のせいで傷ついた

かおりさんを見たくありません。

それに何よりまた

傷つけるかもしれない恐怖。

大切な人を

傷つけたくなかったんです。」
< 110 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop