君のこと、釣ってもいいですか?
かおりさんは黙った。

「そうだよ。

俺は大切だったんだ。

かおりのことが。」

詩くんがやって来た。

きっと声が聞こえて

やってきたんだ。

「私はそんなの望んでない!

そばにいて欲しかった·····。」

かおりさんから

涙がこぼれた。

「ごめんな。」

詩くんはかおりさんを抱きしめた。
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