君のこと、釣ってもいいですか?
「僕は本気になっただけだよ。」

結珠は笑咲に好意を抱いた。

ここに詩を呼んだのは

他の誰でもない、

結珠自身だ。

そして詩が恋心にならないほどの

小さな気持ちを

笑咲に抱いているのを気づいていた。

これは結珠の宣戦布告だった。

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「おばあちゃん!」

慌てて扉を開けると

そこには椅子に座っている

おばあちゃんがいた。
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