ド男子に脅されています
お弁当箱を買って帰った。
母に、
「明日から、お弁当、自分で作るから、朝早めに起きるね。」
「どうしたの?」
「そろそろ、自分で栄養管理したくて。あと、夜ご飯用のお弁当も持っていく。買ったものばかりじゃダメでしょ。
お母さん教えてくれる?」
「いいよ。」
「お願いします。」
お母さんは嬉しそうだった。私は、微妙な気持ちだった。
次の日の朝、
お母さんに教わりながら、お弁当を作った。
「ありがとう。いってきます。」
「いってらっしゃい。」
学校に到着した。
松井里玖が話しかけてきた。
珍しく女の子たちがいない。小声で、言われた。
「おはよう。俺の弁当、作ってきてくれた?」
「うん。」
「楽しみにしてるね。」
ムカついた。けど、ちゃんと作ってくる自分にもムカついた。
昼休み屋上に行った。
LINEが来た。
『今日は、Aスタジオです。よろしくね。』
『了解しました。』
「へー、今日も仕事なんだ。売れっ子は大変だね。」
松井里玖だ。
「俺のお弁当は?」
無言で差し出した。
「うまそう。いただきます。」
食べた。感想が気になった。
「うまい。ちょーうまいよ。すげー。」
嬉しそうな表情に、一瞬ドキっとした。
「優菜、頭もいいし、料理もできて最高だな。」
「お母さんに教えてもらった。お母さん、栄養士だから。」
「だから、バランスいいんだな。毎日食べたい。」
『子供みたい。俺様キャラ、どこ行った?』
可愛くて笑えた。
「優菜、はじめて笑った。まあ、当たり前か。」
「ごちそうさまでした。」
キレイに全部食べてくれた。素直に嬉しかった。
「あ、そうだ。スマホ貸して。俺のLINE登録する。」
「は?」
「いいから貸せ。」
奪い取られた。
「じゃあ、行くね。月曜日もよろしく。」
LINEに松井里玖の名前が入った。
母に、
「明日から、お弁当、自分で作るから、朝早めに起きるね。」
「どうしたの?」
「そろそろ、自分で栄養管理したくて。あと、夜ご飯用のお弁当も持っていく。買ったものばかりじゃダメでしょ。
お母さん教えてくれる?」
「いいよ。」
「お願いします。」
お母さんは嬉しそうだった。私は、微妙な気持ちだった。
次の日の朝、
お母さんに教わりながら、お弁当を作った。
「ありがとう。いってきます。」
「いってらっしゃい。」
学校に到着した。
松井里玖が話しかけてきた。
珍しく女の子たちがいない。小声で、言われた。
「おはよう。俺の弁当、作ってきてくれた?」
「うん。」
「楽しみにしてるね。」
ムカついた。けど、ちゃんと作ってくる自分にもムカついた。
昼休み屋上に行った。
LINEが来た。
『今日は、Aスタジオです。よろしくね。』
『了解しました。』
「へー、今日も仕事なんだ。売れっ子は大変だね。」
松井里玖だ。
「俺のお弁当は?」
無言で差し出した。
「うまそう。いただきます。」
食べた。感想が気になった。
「うまい。ちょーうまいよ。すげー。」
嬉しそうな表情に、一瞬ドキっとした。
「優菜、頭もいいし、料理もできて最高だな。」
「お母さんに教えてもらった。お母さん、栄養士だから。」
「だから、バランスいいんだな。毎日食べたい。」
『子供みたい。俺様キャラ、どこ行った?』
可愛くて笑えた。
「優菜、はじめて笑った。まあ、当たり前か。」
「ごちそうさまでした。」
キレイに全部食べてくれた。素直に嬉しかった。
「あ、そうだ。スマホ貸して。俺のLINE登録する。」
「は?」
「いいから貸せ。」
奪い取られた。
「じゃあ、行くね。月曜日もよろしく。」
LINEに松井里玖の名前が入った。