SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
一人っ子だった私は京介君を兄のように慕った。
吉良さん達が我が家に滞在して三日目…
私達家族と吉良さん達六人で『ウィーン国立オペラ座』へと足を運んだ。
私はドレス、彼はタキシードに身を包んだ。
「ナイス…リトルカップル」と吉良さんのママ・エリスさんが囃し立てた。
「どうぞ…プリンセス」
と恭介君が中央ホールの階段の下で私に差し伸べて来た。
その所作はとても上品で王子様のよう。
私も恭しく頭を下げて、お姫様のように振舞った。
彼のエスコートで階段を上がっていった。
オペラの良さは余り分からなかったけど。
明後日にはアメリカに帰ってしまう恭介君。
私は彼との別れが辛かった。
吉良さん達が我が家に滞在して三日目…
私達家族と吉良さん達六人で『ウィーン国立オペラ座』へと足を運んだ。
私はドレス、彼はタキシードに身を包んだ。
「ナイス…リトルカップル」と吉良さんのママ・エリスさんが囃し立てた。
「どうぞ…プリンセス」
と恭介君が中央ホールの階段の下で私に差し伸べて来た。
その所作はとても上品で王子様のよう。
私も恭しく頭を下げて、お姫様のように振舞った。
彼のエスコートで階段を上がっていった。
オペラの良さは余り分からなかったけど。
明後日にはアメリカに帰ってしまう恭介君。
私は彼との別れが辛かった。