SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
リターン
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私と社長が結婚してウィーンにハネムーンに来たんだと彼から説明を受けたけど。
あのクールな社長と恋に落ちて結婚したなんて信じられなかった。
「・・・俺がこれだけ説明してるのに…どうして納得してくれないんだ?葉月」
「だって…社長は私の好みのタイプではありませんから…」
「はぁ?」
社長は私を恨めしそうに見つめた。
「まさか…葉月の好みのタイプって…」
社長は隣でクスクス笑う吉良さんを見る。
「どちらかと言えば…」
「はははっ・・・藤堂…可哀想にな…君には同情するよ…」
「・・・言っておくが…俺と二つ違いで吉良は既にバツ2だぞ…」
「俺はつくづく結婚には向いていない男だと思うよ…まぁ、でも・・・葉月さんがその気なら恋はしてもいいよ…俺も君のコト可愛い仔猫ちゃんだと思っていたから…」
私は吉良さんの言葉に頬を染める。
「吉良お前なぁー…」
「冗談だよ…じゃ俺はもうそろそろアメリカに戻らないと…今度再会する時は日本だね…」
「吉良お前とは二度と会いたくないぞ…」
「そっか…じゃ俺の仔猫ちゃん…日本で会おうね…」
吉良さんは私の手を握り、再会の約束を交わして病室を出て行った。
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私と社長が結婚してウィーンにハネムーンに来たんだと彼から説明を受けたけど。
あのクールな社長と恋に落ちて結婚したなんて信じられなかった。
「・・・俺がこれだけ説明してるのに…どうして納得してくれないんだ?葉月」
「だって…社長は私の好みのタイプではありませんから…」
「はぁ?」
社長は私を恨めしそうに見つめた。
「まさか…葉月の好みのタイプって…」
社長は隣でクスクス笑う吉良さんを見る。
「どちらかと言えば…」
「はははっ・・・藤堂…可哀想にな…君には同情するよ…」
「・・・言っておくが…俺と二つ違いで吉良は既にバツ2だぞ…」
「俺はつくづく結婚には向いていない男だと思うよ…まぁ、でも・・・葉月さんがその気なら恋はしてもいいよ…俺も君のコト可愛い仔猫ちゃんだと思っていたから…」
私は吉良さんの言葉に頬を染める。
「吉良お前なぁー…」
「冗談だよ…じゃ俺はもうそろそろアメリカに戻らないと…今度再会する時は日本だね…」
「吉良お前とは二度と会いたくないぞ…」
「そっか…じゃ俺の仔猫ちゃん…日本で会おうね…」
吉良さんは私の手を握り、再会の約束を交わして病室を出て行った。