SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
「えっ?えぇ~っ!?」

航さんは頓狂な声を上げた。
「あ…航君…久しぶりね…」

「諏訪部さんも知り合い?」

「まぁー・・・父親同士が仲いいから…」

「あ…藤堂…彼女は俺の秘書だ」

「秘書!?」

「…父の命で吉良社長の秘書の務めるコトになったの…」

「そうか…」

航さんの顔が何だか浮かない。

「東亜にも諏訪部先生って言う小児科の先生居ましたよね…」

「あ…それ…私の旦那…」

「あ…諏訪部先生の奥さんですか…へぇー…」

「もう少し藤堂たちと話してるし…ダーリンに会って来てもいいぞ…諏訪部さん」

「そうですか…じゃ遠慮なく会って来ます」

諏訪部さんは踵を返して行ってしまった。


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