SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
「診察はどうだった?葉月さん」

「まだ・・・初診なので…無理に思い出す必要はないと鹿沼先生は仰っていました」

「・・・でも、藤堂は無理にでも思い出して欲しいんじゃないのか?」

「俺は別に…」

「仕事はどうしてるの?」


「仕事は…」

挙式前に退職したばかり。
でも、出来れば…仕事はしたいと思っていた。

部屋に居て、航さんの帰りを待つ毎日は正直辛い。
一人で居るとあの時のテロの状況が脳裏を過って怖い。
< 116 / 160 >

この作品をシェア

pagetop