SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
「ありがとう」
しかし、コーヒー色に染まった資料は使いモノにならず。
彼は資料を手に再び嘆息する。
「俺が悪いのか?君をこき使ったりしたから…」
「そう言うワケでは…」
「俺は明日から誰と仕事をすればいいんだ?」
社長は切なげな声で私に訴える。
社内規定で、退職する際の申し出は退職日の最低でも一ヵ月前と決められていた。
明日から来ないとか…
そんな、常識外れなコトはしない。
「退職は明日ではないですよ…一ヵ月以上先になります」
「そ、そっか…明日ではないのか…良かった…」
社長は少しだけホッとしたような顔に見せた。
しかし、コーヒー色に染まった資料は使いモノにならず。
彼は資料を手に再び嘆息する。
「俺が悪いのか?君をこき使ったりしたから…」
「そう言うワケでは…」
「俺は明日から誰と仕事をすればいいんだ?」
社長は切なげな声で私に訴える。
社内規定で、退職する際の申し出は退職日の最低でも一ヵ月前と決められていた。
明日から来ないとか…
そんな、常識外れなコトはしない。
「退職は明日ではないですよ…一ヵ月以上先になります」
「そ、そっか…明日ではないのか…良かった…」
社長は少しだけホッとしたような顔に見せた。