SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
私と桐谷さんがお喋りをしていると航さんが会議から戻って来た。

「戻ったぞ…」
航さんは眉間にシワを寄せて桐谷さんを見ていた。

「お帰りなさいませ…社長」

「初日だと言うのに…随分と親し気だな…」

「桐谷さんの人柄でしょうか?」

「人柄ね…桐谷…俺と葉月で近くの『麗宮(リキュウ)』に行くから…今から二人分予約を頼む」

「承知しました…」

桐谷さんは航さんの命令通り会社近くの高級中華料理店『麗宮』を予約した。



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