SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
目を開けると航さんが私のベット脇の椅子に腰を下ろして手を握りしめていた。

「航…さん?」

「・・・心配で来てみれば、何だか随分と魘されていたぞ…悪い夢でも見てたようだな…」

夢のような何だかリアルにも思える不思議な夢だった。

「不思議な夢でした…」
「何の夢を見ていたんだ?」

「言ったら、怒るから言いません…」

「まさか…吉良の夢か?」

「航さんって勘が鋭いですね…」

「・・・マジで?吉良の夢なのか?」

「・・・吉良さん…とてもカッコ良かったですよ…」

「おいおい!?葉月は俺の嫉妬を煽ってるのか?」

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