SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
「吉良さんに会ってもいいですか?」

「えっ?どうして?」

「少し確認したいコトがあるんです…」
私は航さんに夢の話をした。
「それは変な夢だな…」

「だから、吉良さんに会って、確かめたいんです」
「確認?まぁ、でも・・・その夢が事実なら…葉月の両親がテロで殺されたコトが嘘になるぞ」

「だから、事実を吉良さんに…」

「・・・吉良だって…『ジーザス』の社長に就任したばかりで忙しいと思うが…」

「そうですね…」

「まぁ、いいよ…葉月のお願いだ…吉良と連絡を取ってみる」

航さんが持っていた携帯で吉良さんに電話を掛けた。

「もしもし・・・吉良か?航だ…葉月がお前に話があるんだけど…」
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