SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
『東亜医科大付属病院』
「おめでたですね…藤堂さん」
私の診察の担当医は奏弥君のパパ・槇村先生。
「えーと既に妊娠十三週目に入っていますね…」
「そうですか…」
「・・・当院の脳外をずっと受診されてますね…」
「はい…」
「脳外の医師は私の叔父なので…貴方の詳しい病状を訊いて、産科の方でも対応したいと思います…」
「鹿沼先生は貴方の叔父さんなんですか?」
「叔母の夫なので…」
「へぇー…」
「他に何か質問ありますか?」
「夫の俺は身重の妻に何をすればいいんですか?」
「航さん!?」
「じゃ家事を率先してあげればよいかと…」
「家事ですか…分かりました…」
*******
「・・・妊娠か…」
航さんは私の妊娠を喜びながら、何処か憂かない雰囲気。
「・・・」
私も自分が妊娠しているコトが半分信じられなかった。
航さんとHした記憶がないんだもん。
「私の妊娠、嬉しくないんですか?」
「そうじゃないよ…槇村先生の奥さんは…奏弥君を産んで直ぐに死んだって言うだろ?出産は昔と同じように今も命懸けなんだなあと思って」
彼の心配は別の所にあった。
「おめでたですね…藤堂さん」
私の診察の担当医は奏弥君のパパ・槇村先生。
「えーと既に妊娠十三週目に入っていますね…」
「そうですか…」
「・・・当院の脳外をずっと受診されてますね…」
「はい…」
「脳外の医師は私の叔父なので…貴方の詳しい病状を訊いて、産科の方でも対応したいと思います…」
「鹿沼先生は貴方の叔父さんなんですか?」
「叔母の夫なので…」
「へぇー…」
「他に何か質問ありますか?」
「夫の俺は身重の妻に何をすればいいんですか?」
「航さん!?」
「じゃ家事を率先してあげればよいかと…」
「家事ですか…分かりました…」
*******
「・・・妊娠か…」
航さんは私の妊娠を喜びながら、何処か憂かない雰囲気。
「・・・」
私も自分が妊娠しているコトが半分信じられなかった。
航さんとHした記憶がないんだもん。
「私の妊娠、嬉しくないんですか?」
「そうじゃないよ…槇村先生の奥さんは…奏弥君を産んで直ぐに死んだって言うだろ?出産は昔と同じように今も命懸けなんだなあと思って」
彼の心配は別の所にあった。