SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
「しかし…吉良…どうして?民間人である白石会長にこんな危険なコトを頼むんだ?」
「…俺は民間人かもしれないが…実は公安の秘密裡の組織『BP(ブラックポリス)』の責任者なんだ…吉良君は内密にこの件を処理したいと言っている…」
俺は吉良の方を見た。
「すまない…藤堂…葉月さんとお腹の子を危険な目に遇わせたくはないけど…早急にこの件にカタを付けたいと思って…」
「で、俺達は何をすればいいんだ?」
吉良ファミリーと関わりがなければ、葉月の両親は襲われ、殺害されるコトもなかったかもしれないが、吉良が幼い葉月の身を護ってくれたのは事実。
俺はその時の恩を返す義務がある。
護衛たちの中に嘘の情報を流し、入院中の葉月の始末を促すと言うのが罠の全貌。
「…俺は民間人かもしれないが…実は公安の秘密裡の組織『BP(ブラックポリス)』の責任者なんだ…吉良君は内密にこの件を処理したいと言っている…」
俺は吉良の方を見た。
「すまない…藤堂…葉月さんとお腹の子を危険な目に遇わせたくはないけど…早急にこの件にカタを付けたいと思って…」
「で、俺達は何をすればいいんだ?」
吉良ファミリーと関わりがなければ、葉月の両親は襲われ、殺害されるコトもなかったかもしれないが、吉良が幼い葉月の身を護ってくれたのは事実。
俺はその時の恩を返す義務がある。
護衛たちの中に嘘の情報を流し、入院中の葉月の始末を促すと言うのが罠の全貌。