SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
「偽の病室を用意して、葉月さんには別の病室に移動して貰う・・・彼女には直接危害が及ぶコトはない…」

「葉月の偽物は背後に控えている彼が演じる…」

「彼?」

俺は振り返り、桐谷を見た。

桐谷は俺に向かってニコリと笑う。

「彼は『BP』のメンバーだ…君と葉月さんと護衛として、俺が君達に予め付けておいたんだ」
「じゃ彼は公安の人間…」

「まぁな…別の病室に移動した葉月さんにも『BP』の護衛を付けるから…安心したまえ」

「決行日はいつですか?」

「…そうだな…俺に忠実な護衛の男の情報を元に奴らの決行日を割るから…未定だ・・・」

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