SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
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吉良は決行日は未定だと言っていたが。
俺には伝える事無く、その決行日は訪れた。
罠を張ったつもりだったが、敵に裏をかかれ、葉月を庇った槇村先生が負傷した。
葉月の両親を殺したと思われる吉良の護衛・ゴンザレスはその場で取り押さえられた。
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「槇村先生…本当にありがとうございました」
「いや…俺も必死だったから…でも、葉月と赤ちゃんに危害が及ばなくて良かったよ」
「槇村先生…」
「母子の命を守るのが俺の仕事だからな…」
ーーーー俺は自分の考えを恥じた。
彼自身…奏弥君を生んだ妻の命を救うことができなかった。
自分の妻の命を救えなかった彼に葉月と子供を命を預けていいのか迷っていた。
でも、彼は自分の命を顧みず、二人を俺に代わって守ってくれた。
「俺は迷っていました…」
「!?」
「妻の命を救えなかった貴方に葉月と子供を任せていいのか迷っていました」
「!?」
葉月は俺の言葉に驚愕していた。
吉良は決行日は未定だと言っていたが。
俺には伝える事無く、その決行日は訪れた。
罠を張ったつもりだったが、敵に裏をかかれ、葉月を庇った槇村先生が負傷した。
葉月の両親を殺したと思われる吉良の護衛・ゴンザレスはその場で取り押さえられた。
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「槇村先生…本当にありがとうございました」
「いや…俺も必死だったから…でも、葉月と赤ちゃんに危害が及ばなくて良かったよ」
「槇村先生…」
「母子の命を守るのが俺の仕事だからな…」
ーーーー俺は自分の考えを恥じた。
彼自身…奏弥君を生んだ妻の命を救うことができなかった。
自分の妻の命を救えなかった彼に葉月と子供を命を預けていいのか迷っていた。
でも、彼は自分の命を顧みず、二人を俺に代わって守ってくれた。
「俺は迷っていました…」
「!?」
「妻の命を救えなかった貴方に葉月と子供を任せていいのか迷っていました」
「!?」
葉月は俺の言葉に驚愕していた。