SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
エピローグ*秘書の出産
********
それから…何事もなく私のお腹の中で赤ちゃんはスクスクと育っていった。
「もうすぐだな…」
「はい」
私は航さんと共に実家を訪問した。
お義父さんとお義母さんも私を実の娘のように可愛がってくれた。
未だに航さんと過ごした新婚生活の記憶はないけど、彼は社長としてではなく、夫として私を大切にしてくれた。
臨月に入り、出産予定日の三日前に産気づいた。
陣痛で苦しむ私のそばに航さんは付き添う。
「大丈夫か?葉月。あ…喉乾いていないか?」
「大丈夫…今は…話し掛けないで」
「ゴメン…」
陣痛にも波があった。
その波が来ていた最中、航さんに話し掛けてきた。
「あ…腰摩ろうか?」
「ありがとう…」
彼は私の腰を優しく摩ってくれた。
「なんだか未だに変な気分…」
「えっ?」
陣痛の波も収まり、話をするゆとりが生まれた。
それから…何事もなく私のお腹の中で赤ちゃんはスクスクと育っていった。
「もうすぐだな…」
「はい」
私は航さんと共に実家を訪問した。
お義父さんとお義母さんも私を実の娘のように可愛がってくれた。
未だに航さんと過ごした新婚生活の記憶はないけど、彼は社長としてではなく、夫として私を大切にしてくれた。
臨月に入り、出産予定日の三日前に産気づいた。
陣痛で苦しむ私のそばに航さんは付き添う。
「大丈夫か?葉月。あ…喉乾いていないか?」
「大丈夫…今は…話し掛けないで」
「ゴメン…」
陣痛にも波があった。
その波が来ていた最中、航さんに話し掛けてきた。
「あ…腰摩ろうか?」
「ありがとう…」
彼は私の腰を優しく摩ってくれた。
「なんだか未だに変な気分…」
「えっ?」
陣痛の波も収まり、話をするゆとりが生まれた。