SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
「今日は満月で出産ラッシュなのよ…」
「満月?」
「・・・お産って…妊婦さんの体の中にある羊水と海水の成分って似ているんです。満月は、海水が月に引かれる力が最大限に高まり、海水と似た成分も羊水も月から何だかの力を受けている。そんな説があるんですよ」
「へぇー…」
私に付き添ってくれている助産師の森本さんの話を聞いて、私たちはなるほどと頷いた。
「じゃ槇村先生も大忙しですね」
「そうなのよ…あなた以外にも後四人陣痛で苦しんでるわ…」
「私と同じで陣痛に苦しむ妊婦さんが四人居るのか・・・」
「・・・」
「いたたっ・・・」
また、陣痛が私の体に襲い掛かってきた。
「葉月…大丈夫か!?」
航さんは私の背中を優しく摩ってくれた。
「満月?」
「・・・お産って…妊婦さんの体の中にある羊水と海水の成分って似ているんです。満月は、海水が月に引かれる力が最大限に高まり、海水と似た成分も羊水も月から何だかの力を受けている。そんな説があるんですよ」
「へぇー…」
私に付き添ってくれている助産師の森本さんの話を聞いて、私たちはなるほどと頷いた。
「じゃ槇村先生も大忙しですね」
「そうなのよ…あなた以外にも後四人陣痛で苦しんでるわ…」
「私と同じで陣痛に苦しむ妊婦さんが四人居るのか・・・」
「・・・」
「いたたっ・・・」
また、陣痛が私の体に襲い掛かってきた。
「葉月…大丈夫か!?」
航さんは私の背中を優しく摩ってくれた。