SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
「でも、社長は幼い時、痴女に悪戯されて、女性が苦手らしいから…でも、女性経験や交際経験がないワケじゃないが・・・厄介な男性であることは間違えない」

「私もその話は会長から訊きました。だから…社長の苦手意識がなくなるように努めてくれと言われました」

「へぇー…で、苦手意識はなくなって…君に恋をしたのか…」

「えっ!?それは…どうか…」

「さてと社内ミーティングの時間か…」

遊佐課長はデスクの置き時計を見て、時間を確かめる。
「資料、ありがとう御座いました」

「じゃ頑張って…応援してるよ…あ…また…ウチに遊びに来てくれ。早波さん」
「あ、はい」

私は笑顔で手を振り、執務室を出た。
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