SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
社長の告白
翌日。
「社長、これは一体…」
「いや、早波さんも疲れているだろうなと思って、差し入れだ」
朝一番、社長は私に人気ショコラティエ御堂海里のザッハトルテの入った紙袋をくれた。
「ありがとう御座います」
「こんなもので良かったら、いつでも買ってあげるよ」
「いえ、一つで結構ですよ…」
このザッハトルテが社長の引き留め作戦パート1だろう。
「そうか…」
社長は複雑な表情を浮かべて、考え込んだ。
彼の考えたリアクションと違ったかな?
ザッハトルテはダイスキだけど、私の退職はこんなモノでは揺らがない。
「社長、これは一体…」
「いや、早波さんも疲れているだろうなと思って、差し入れだ」
朝一番、社長は私に人気ショコラティエ御堂海里のザッハトルテの入った紙袋をくれた。
「ありがとう御座います」
「こんなもので良かったら、いつでも買ってあげるよ」
「いえ、一つで結構ですよ…」
このザッハトルテが社長の引き留め作戦パート1だろう。
「そうか…」
社長は複雑な表情を浮かべて、考え込んだ。
彼の考えたリアクションと違ったかな?
ザッハトルテはダイスキだけど、私の退職はこんなモノでは揺らがない。