SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
この三年間。
俺と早波さんの関係は社長と秘書の関係。
それ以上それ以下でもない。
「社長…」
遊佐課長が社長室を訪れた。
「遊佐課長は残業ですか?」
「あ、はい…明日のプレゼンの準備で…でも、もう帰ります。社長は?」
「あ、俺も終わるぞ…」
「…早波さん。退職されるそうですね」
早波さんの退職は遊佐課長も知っていた。
「そうなんだ…残念だけど…彼女は退職してしまう。俺はそんな彼女を引き留めしまった。自分でも分からないんだ。俺は彼女以外の秘書は考えられないんだ」
俺は思わず遊佐課長にそんな言葉を口走ってしまった。
俺と早波さんの関係は社長と秘書の関係。
それ以上それ以下でもない。
「社長…」
遊佐課長が社長室を訪れた。
「遊佐課長は残業ですか?」
「あ、はい…明日のプレゼンの準備で…でも、もう帰ります。社長は?」
「あ、俺も終わるぞ…」
「…早波さん。退職されるそうですね」
早波さんの退職は遊佐課長も知っていた。
「そうなんだ…残念だけど…彼女は退職してしまう。俺はそんな彼女を引き留めしまった。自分でも分からないんだ。俺は彼女以外の秘書は考えられないんだ」
俺は思わず遊佐課長にそんな言葉を口走ってしまった。