SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
「もしかして…社長…初恋ですか?」

「ん、あ・・・そうかもしれないな」
俺は苦い笑みを浮かべて返した。

俺は今まで女性をスキになったコトがない。
交際は女性の告白からはじまった。俺はいつも受け身。
でも、クールで自分のキモチを全く言わない俺に女性は愛想を尽かして離れていく。
それの繰り返し。

ともかくモテる俺は女性の切れ目がなく、とっかえひっかえで経験の数だけが増えていった。

男としてセックスのテクだけを積む付き合い。
社長就任してからは仕事一色。気づけば、いない歴三年。
俺のそばに居た女性は早波さんだけ。

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