SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
彼女の退職届を機に、変わってしまった俺達の関係。
俺の方が彼女を女性として意識していた。意識する余り、仕事にならなかった。
俺は慌てて腰を上げて、会長室に向かう。
俺は急いで来たのに、父さんはのんびりと茶を啜り、会社近くの老舗和菓子店『あけぼの堂』の団子を食べていた。
「もう少し待ってくれ」
俺は参ったように髪を掻いて、父さんの前のソファ椅子に腰を下ろして、食べ終わるのを待つ。
「社長、早波さんとどのようにお話をされたんですか?」
野上さんが俺にもお茶と団子を供した。
「…彼女をこのまま退職させるのは非常に惜しいと思っています。だから、その…彼女の退職の件は俺に一任して頂けないですか?野上さん」
「そう言われても…次の秘書の人選や引き継ぎもありますし」
「俺が彼女を説得してみせます!!」
俺の方が彼女を女性として意識していた。意識する余り、仕事にならなかった。
俺は慌てて腰を上げて、会長室に向かう。
俺は急いで来たのに、父さんはのんびりと茶を啜り、会社近くの老舗和菓子店『あけぼの堂』の団子を食べていた。
「もう少し待ってくれ」
俺は参ったように髪を掻いて、父さんの前のソファ椅子に腰を下ろして、食べ終わるのを待つ。
「社長、早波さんとどのようにお話をされたんですか?」
野上さんが俺にもお茶と団子を供した。
「…彼女をこのまま退職させるのは非常に惜しいと思っています。だから、その…彼女の退職の件は俺に一任して頂けないですか?野上さん」
「そう言われても…次の秘書の人選や引き継ぎもありますし」
「俺が彼女を説得してみせます!!」