SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
「・・・早波さん!!?」

社長の大声が上から落ちて来た。
「んっ?」

「起きてくれ!!早波さん」

私が目を開けると突然、社長の困った顔が映り込んで来た。

「此処は何処だ?」
互いにカラダを起こした。

「社長がリザーブしたホテルの部屋です」

「部屋?あ・・・」

社長は二日酔いで頭が痛いのか額を押え、項垂れた。

「大丈夫ですか?」
「・・・早波さん…何故…俺と君がベットの上で寝てるんだ?」

泥酔していた社長には昨晩の記憶がまるでなかった。

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