SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
「社長が私を押し倒して…ギュッと抱き締めて来て…」

「えっ・・・・!?」

社長は私の言葉に唖然した。

そして、また項垂れた。
背中には大きくどんよりしたオーラが見える。

「社長の考えているコトはないですよ…唯、寝ただけですよ…そう落ち込まないで下さい」

「本当に?」

「あ…でも・・・」

私は恥ずかしくて口ごもった。

「や、やっぱり何かあったんだな…正直に話してくれ!!早波さん。俺と君の今後の運命が掛かっている…」

社長は黙り込む私の肩に手を掛けて、カラダを揺すった。

「手を出したのは私の方です…」

「えっ!?」

彼の目が点になった。

「早波さん・・・?」

「・・・私…寝てる社長の唇にキスしちゃいました!!」


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