SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
私がそっと目を開けるとすぐそばに社長の端正な顔が見えた。

そして、彼はカラダ全体で私のカラダを組み敷いている。
「こんなにも中毒性のあるキスは初めてだ。やはり、キスだけでは足りないな…」

社長は首許のネクタイを片手で振り解き、シャツのボタンを外し始める。
ボタンの外された隙間から見える美しい胸筋。

昨日、緊張していた社長はどこやらで、彼の本能は完全にロックオン状態。

「抵抗しないのか?抵抗しないとキスの先もいいのかと思って、本気で襲うぞ。早波さんいや葉月」

「いえ…あ・・・その社長…」

「航さんと呼んでくれ」
彼は私に名前呼びを強要した。

「あ…わ、航さん…」

「葉月…どうする?」

彼の声は甘く響き、瞳は男の本能を滾らせていた。

「それは…まだ・・・」

「冗談だ・・・葉月…でも・・・キス一つじゃ我慢出来ない…もう一回、キスさせてくれ」

彼は顔を近づけて来た。

私は目を瞑り、もう一度キスに応じた。


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