SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
「ウチを退職して、何をするんだ?」
「オーストラリアに語学留学しようかと考えています」
「そうか…具体的には決まっているのか?」
「いえ…まだ…決まってはおりません」
全ては未定。
退職後、ゆっくりと考えて具体的なプランを練る算段だった。
「そうか…航にはもう話してあるのか?」
「いえ…」
会長の耳に私の退職が耳に入ったコトだ。
社長の方にもキチンと言わないと。
「寂しがると思うぞ…三年間ずっと共に仕事した仲だからな…早波さんが航の嫁に来てくれたら、一番いいのにな…航のコトを理解してくれているし、きっと社長と秘書のように夫婦としても上手くいくと思うんだか…野上もそう思うよな…」
「あ、そうですね…早波さんが社長の奥様ですか?それもいいですね…」
「あ、あの…私、社長室に戻ります…」
「あぁ~忙しいのに、呼び出してすまない…航には君の口からキチンと伝えてやってくれ」
「あ、はい…」
私は会長の言葉に頬が真っ赤に染めながら頭を下げて会長室を後にした。
「オーストラリアに語学留学しようかと考えています」
「そうか…具体的には決まっているのか?」
「いえ…まだ…決まってはおりません」
全ては未定。
退職後、ゆっくりと考えて具体的なプランを練る算段だった。
「そうか…航にはもう話してあるのか?」
「いえ…」
会長の耳に私の退職が耳に入ったコトだ。
社長の方にもキチンと言わないと。
「寂しがると思うぞ…三年間ずっと共に仕事した仲だからな…早波さんが航の嫁に来てくれたら、一番いいのにな…航のコトを理解してくれているし、きっと社長と秘書のように夫婦としても上手くいくと思うんだか…野上もそう思うよな…」
「あ、そうですね…早波さんが社長の奥様ですか?それもいいですね…」
「あ、あの…私、社長室に戻ります…」
「あぁ~忙しいのに、呼び出してすまない…航には君の口からキチンと伝えてやってくれ」
「あ、はい…」
私は会長の言葉に頬が真っ赤に染めながら頭を下げて会長室を後にした。