SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
秘書の初夜
六月大安吉日。
私を事故死した両親の代わりに育ててくれた母方の叔父夫妻は喜んで、航さんを受け入れてくれた。
『ドラゴンホテル・東京ベイ』
挙式を終え、私達は披露宴会場へと移動する。
招待客の祝福を拍手を浴びながら、高砂席に向かって二人で歩いて行った。
******
高砂席に座る私達に遊佐課長夫妻が挨拶に来た。
「まさか…スピード婚しちゃうなんて…驚きですよ。社長」
「申し訳ない。遊佐課長。どうしても早く…葉月と結婚したくて…」
「もしかして…葉月・・・私と同じでおめでた?」
「違うわよ…」
莉那は臨月の大きなお腹を抱え、私達の披露宴に出席してくれた。
「断じて違うからな…莉那さん」
と航さんも強く返した。
「莉那…そろそろ席に戻るか…」
「うん」
遊佐課長と莉那は席に戻って行った。
身重の莉那を気遣う遊佐課長の背中を見つめる。
「莉那さんのお腹…今にも本当に生まれそうなお腹だな…来年の今ぐらいは葉月のお腹も大きくなっていたりして…」
「えっ!?あ・・・」
私は真っ赤に頬を染める。
私を事故死した両親の代わりに育ててくれた母方の叔父夫妻は喜んで、航さんを受け入れてくれた。
『ドラゴンホテル・東京ベイ』
挙式を終え、私達は披露宴会場へと移動する。
招待客の祝福を拍手を浴びながら、高砂席に向かって二人で歩いて行った。
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高砂席に座る私達に遊佐課長夫妻が挨拶に来た。
「まさか…スピード婚しちゃうなんて…驚きですよ。社長」
「申し訳ない。遊佐課長。どうしても早く…葉月と結婚したくて…」
「もしかして…葉月・・・私と同じでおめでた?」
「違うわよ…」
莉那は臨月の大きなお腹を抱え、私達の披露宴に出席してくれた。
「断じて違うからな…莉那さん」
と航さんも強く返した。
「莉那…そろそろ席に戻るか…」
「うん」
遊佐課長と莉那は席に戻って行った。
身重の莉那を気遣う遊佐課長の背中を見つめる。
「莉那さんのお腹…今にも本当に生まれそうなお腹だな…来年の今ぐらいは葉月のお腹も大きくなっていたりして…」
「えっ!?あ・・・」
私は真っ赤に頬を染める。