SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
運ばれて来た本場のザッハトルテ。
私はまずは携帯のカメラで撮影した。
「ザッハトルテ撮って、どうするんだ?葉月」
「いいじゃないですか…私の勝手です」
私がカメラで撮影している間に、航さんはザッハトルテをフォークで一口サイズに切り分け、パクパクと口に運んでいた。
「こっちの方がチョコの味が濃厚だな…甘過ぎる」
「甘いんですか・・・どれどれ」
私も早速フォークで一口サイズに切り分けて、口に運んだ。
「美味しい…」
「甘いのかと思ったが…メランジュは甘くないな…丁度いい…味だ」
メランジュの生クリームは甘くないらしい。
私も一口ザッハトルテを食べ、メランジュを啜った。
「甘くないですね…」
でも、私はこのザッハトルテを食べた記憶があった。
いや、ウィーンに来たコト時から…デシャブな感覚に陥っていた。
ウィーンは初めてだと思うのに。
この奇妙な感覚の正体が分からない。
「母さんがザッハトルテ買って来てくれ言ってたから…買わなきゃいけないんだ…」
「私も自分用に欲しいです…」
「女はマジでチョコがスキだな…まぁ、俺も疲れている時は甘いものが欲しくなるけどな」
「そうなんですか…」
「あぁ、それよりも俺達は夫婦になったんだ…敬語は止めない?」
「そうなんですけど…なかなか…簡単にはいきません」
私はまずは携帯のカメラで撮影した。
「ザッハトルテ撮って、どうするんだ?葉月」
「いいじゃないですか…私の勝手です」
私がカメラで撮影している間に、航さんはザッハトルテをフォークで一口サイズに切り分け、パクパクと口に運んでいた。
「こっちの方がチョコの味が濃厚だな…甘過ぎる」
「甘いんですか・・・どれどれ」
私も早速フォークで一口サイズに切り分けて、口に運んだ。
「美味しい…」
「甘いのかと思ったが…メランジュは甘くないな…丁度いい…味だ」
メランジュの生クリームは甘くないらしい。
私も一口ザッハトルテを食べ、メランジュを啜った。
「甘くないですね…」
でも、私はこのザッハトルテを食べた記憶があった。
いや、ウィーンに来たコト時から…デシャブな感覚に陥っていた。
ウィーンは初めてだと思うのに。
この奇妙な感覚の正体が分からない。
「母さんがザッハトルテ買って来てくれ言ってたから…買わなきゃいけないんだ…」
「私も自分用に欲しいです…」
「女はマジでチョコがスキだな…まぁ、俺も疲れている時は甘いものが欲しくなるけどな」
「そうなんですか…」
「あぁ、それよりも俺達は夫婦になったんだ…敬語は止めない?」
「そうなんですけど…なかなか…簡単にはいきません」